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7/27 池袋ふくろう物語 第11話

2011.07.27

その他

池袋ふくろう物語#10

あついあつい7月のことでした。

えんちゃんはふくろ森を飛び回っていました。

子どものふくろうは見かけますが、おとなはどこにもいません。

今日の大人たちはすこし変なのです。

パパもママもお仕事があるから遊んできてねと言うし、いつも公園にいるやまさんも、お仕事なんだと言って公園から出かけてしまいました。

みんながどんなお仕事しに行ったのか知りたくなって、えんちゃんはホー先生の所に行って教えてもらおうと思いました。
ホー先生は物知りのおじいちゃんふくろうです。

ホー先生のお家に行くとちゅう、えんちゃんはふくちゃんに会いました。

「ふくちゃんおはよう」

                  

「えんちゃんおはよう、ねえきいてよ、うちのママがね、仕事お休みの日なのにお仕事に行ったの。それにね、お向かいのおじいちゃんもお仕事してないのにお仕事に行くって出かけてったの。なんだか変じゃない?」

「ぼくのところもそうだよ、それにやまさんも公園にいないんだ!なんだかおかしいからホー先生になんでって聞きに行こうと思って。」

「私も!ねえいっしょに行こうよ!」

こうして、えんちゃんとふくちゃんはホー先生のお家に行きました。でも、ホー先生はるすにしていました。

えんちゃんとふくちゃんが大人たちを探していると、広場に何羽かことものふくろうが集まっているのが見えました。

広場はお祭りや運動会の時に使ったり、みんなが集まるところです。

広場でほかの子の話を聞いてみると、みんなまわりのおとながどこかに出かけているみたいです。

みんなでどうしたんだろうね、と言っていると深い森の方から

ズズーッ

と何かを引きずる音が聞こえてきました。


  
みんなびっくりしていっせいに逃げ出しました。

「おーい、みんなぁ!逃げなくてもいいんだぞー!ぼくだよー!」

やまさんの大きな声が聞こえました。

他にも、もうちょっとだから待っててね、というこえがあちこちから聞こえてきます。

みんなのパパやママの声だったので、みんなでじっと待っていました。

森の方からおとなたちが出てきました。みんなのパパとママや、ホー先生のようなおじいさんやおばあさんも、みんな出てきました。

そして最後に、長い長い竹がでてきました。

「これ、どうしたの?」

えんちゃんは近くにいたやまさんに聞きました。

「それはね、ぼくの畑で見つかったんだ。」

やまさんではなく、となりにいたふじさんが答えました。

ふじさんはやまさんのお友達で、森の奥にある畑でやさいやくだものを育てています。

「今日は七夕だろう?おとなたちみんなでこれを広場に持ってきて、七夕のお祭りをしようってことになったんだ。みんなよくおるすばんできたね、えらいなぁ」

こんどはやまさんが答えます。

「竹がながすぎて、ここまで持ってくるのに時間がかかっちゃってごめんよ。これからはみんなにもお祭りの準備を手伝ってもらうからね!」

「ちからもちの子はこっちに来て竹を立てるのをてつだってちょうだい!」

「お料理が好きな子はこっちでおまつりのごちそうを作りましょう!」

おとなたちの呼ぶ声が聞こえます。

「わたし、ごちそうつくってこようかな!お祭り楽しみだね!」

ふくちゃんが言いました。

「うん、じゃあぼくは竹を立ててくるから後でね!」

お願い事はどうしようかな、天の川はみれるかなと考えながら、えんちゃんは竹を立てる係のおとなたちのほうに飛んでいきました。

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