NPO法人
ゼファー池袋まちづくり

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●7/31のウイロード

2019.08.03

ウイロード再生プロジェクト 植田志保

長さ77メートルあるウイロード。
3~6月まで天井パネルを描き設置が終わりました。
7月から壁面を4分割して描きはじめています。

7月31日は制作仕切り壁を移動するため一時的に撤去され、全面見ることが出来ました。
つかの間の解放です。

10月まで制作は続きます。
通路が半分くらい狭くなり、通行しにくくなってご不便をおかけしていますが、今しばらくお待ち下さい。
みな様の応援激励も、不便させている苦情も真摯に受け止め、剥き出しのコンクリート壁と対話しながら一生懸命描いています。

戦後ションベンガードと呼ばれ、傷痍軍人や浮浪者が並んでいたところです。
私が子どもの頃は口に手を当てて通っていた場所です。
ガードと言えども雨が降れば傘をささなければ濡れてしまう所でした。

何度か改修工事は行われていますが、構造は変えられません。
それを今回、下水、雨漏りを含め徹底した工事と、美しさまで取り込み、国際アートカルチャーに相応しいスポットになるはずです。

空間美術作家の植田志保さんは池袋の歴史を地元の方々のお話聞き、書籍・資料をくまなく勉強しています。
削られたコンクリート壁に向かい、魂と対話しながら描いていると言っています。
10か月以上一人で描いていくのだから、まさに全身全霊をかけています。

11月には完成予定ですが、アイポイントではメンテナンスをお手伝いすることにしています。
きれいに保つのも大変重要な作業になります。

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