汚いものに蓋をする。
きれいなもので被えば気分は良くなる。

ここは違いましね。
「生」があります。

何度も書いていますが、苦しかった時代の溜り場的地下道のエネルギーと対話しながら、斫った壁に手と筆で植田志保さんが直接描かれた「色」です。

水洗い清掃後の清々しさに毎週感動しているから、自分でも「?」です。
私は団塊の世代。
ここから100メートルくらいのところに住んでいたので、原っぱだらけで青大将がいたのも経験している。
ガキ大将が捕まえて駅前ヘビ屋に持って行ったがマムシなら買ってやると言われた。

東西とも再開発が予定され、あと20年後くらいには様変わりする。
このウイロードも坂の一部は改造されるが、地下道そのものは残る。
東西デッキも線路上にできるから通行量は減るだろう。

でもここは歴史的構造物の存在価値があると思う。

あと10年もすればウイロードに限らず、戦後の池袋を語れる人がほぼいなくなる。
NPO法人としまの記憶をつなぐ会が記録として残しているのが貴重だと思う。
ただ、他の資料でもウイロード・雑司が谷隧道・ションベンガード地下道の写真はどこにもないのが残念。薄暗く、汚かったから撮る人がいなかったのだろうか。

まだある電話ボックス脇に豊島区が立小便禁止の看板を立てた。
毎週水洗いしていますが、ちょうど小便をしたくなる囲われた場所。

上の段ボールに書かれた小便禁止看板は誰が付けたかは不明ですが、よく付けてくれたと思う。
金網地図は必要ないと思われるが、多分ここは鉄道会社の敷地。
区としては看板を付けられないので手前に置いたのでしょうか。
左側に配電ボックスがあり、落書き・シールが沢山張られていても区の所有物でないので手が付けられないらしい。

水洗いとともに必ずIWAKUさんがガム取りしているので、張り付くガムはありません。

としまテレビさんも長靴姿。
心構えがいいですね。

磨き粉持参で銘板や看板を毎週磨いています。

写真には撮れなかったのですが、外国人の子ども2人がずっと銘板をさすっていました。内容がある良く出来た銘板です。区でも作者が分からないようで、残念です。

お疲れ様でした。

今年はオリーブの実がたくさん出来そうです。
参加者: としまテレビ、ATUM、TAD、OND、IWAKU、OKAMU、I の7名