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ゼファー池袋まちづくり

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池袋西口駅前に芝生を植えたい??

2009.06.03

環境の緑化と美化


池袋西口駅前の歩道が来年大幅に広がります。
その広がった歩道の一部に芝生を植えようという提案をしています。


既に計画が出来上がっているし、工事が進展している(駅前に関しては今年のふくろ祭りが終わったあとから)、今さら無理と行政に言われていますが、歩道が2.5倍にもなるのに植栽帯は逆に減ってしまうのが、どうも納得できません。


歩道にタイルを貼ってきれいにして歩き易くはなるけれど、何とも味気ない。ワークショップを行い、その後検討委員会を開き地元の意見を充分組み込んだ設計ということですが、残念ながら「緑、植栽帯はどうするの?」との私の問いには答えていただけませんでした。

そんな状況の中での後出し提案だったし、歩道を芝生にするなんて無茶!との意見が多かったのは仕方ないと思います。
しかも実績がないのだから失敗したら取り返し付かないというのも無理からぬこと。


ところがよく研究して図のような方式なら芝生かも可能だろうとの計画案が出てきた。地元商店街には納得していただきました。


 



◆芝生化について

・前提として広がった歩道はふくろ祭りと東京よさこいの舞台となる場所で
フラットでなければならない。だが、将来的に祭りを駅前にこだわらなければこの限りではない。

・校庭の芝生化に使用する丈夫な芝だとしても、1日数千人も通行する場所に芝生は無理。

・ですが、植えようとしている芝生はティフトン芝(バミューダ芝)という横に伸びる芝であり非常に強い芝。1週間に横方向に20センチも伸びる。
夏は1週間に1回は刈り込みが必要。

・地下街があるので屋上緑化と同じ手法で、灌水装置を芝に埋め込んだ深さ10センチ程度の芝(特殊な土を含め)。

・広がった歩道の半分くらいの幅(5,6メートル程度)を芝生化し、縁にプランターを置き、通行しにくくする。芝の状態によりプランターの間隔を調整する。

・当初計画の移動式ベンチ付きプランターも芝生の中に置く。

・ここで使用されるティフトン芝は  校庭の芝生化(50センチ間隔でポットの芝を植え、45日で一面に広げる鳥取方式と言われるもの)の芝をより丈夫に改良された特殊な芝を使う。
但し冬は枯れるので冬用の芝種を秋に蒔いて緑化する。

・管理が大切なことは言うまでもなく、業者が1平米200円/月で請け負う。芝が弱ったら張り替えまで責任を負う。但し地元でも協力する(アイポイントを活用)。


以上のような概要です。


 


(下が東武百貨店です。その上の地下道階段までが今までの歩道。その地下道脇に芝生を植え、周りにプランターを配置して歩行者の通行を調整する。)


養生中のティフトン芝が届いたので、少し様子を見てみます。


みな様はどう思われますか。
何もしないのが簡単で楽ですけどね。

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