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調べる学習コンクールinとしま審査会その2

2015.11.30

その他

公益財団法人図書館振興財団主催の「図書館を使った調べる学習コンクール」の地域コンクールである「調べる学習コンクールinとしま」は第13回を迎えました。毎年、応募数が増えてきて、今回は1000を越える作品が届けられました。

先日は一次選考会の模様をお伝えしました。今回は最終審査会です。

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審査委員は委員長の月岡透(元豊島区教育委員)、副委員長の尾下千秋(絵本作家/㈱絵本塾出版代表取締役/全国大会審査委員)、青木滋、伊藤榮洪、植村圭子、金城秀夫、小林俊史、竹下光彦、山田亜紀子、吉田いち子の10名(正副委員長以下50音順、敬称略)。

今回も私はボランティアスタッフとして取材を兼ねたお手伝いをして参りました。一次審査を通った力作を、審査委員の皆さんが意見を交わしながらひとつひとつ丁寧に読み、評価点をつけていきます。点数の集計をするかたわら、私も点数の高い作品に目を通しましたが、いずれも素晴らしい。大人があたり前として見過ごしてしまう問題・疑問に対して向き合う真摯さに驚かされました。主体性を持って参考文献を手繰りながら、試行錯誤を重ね、探求した結晶である作品たちに感動しました。

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個性的な作品も多数あり、中でも高南小学校3年生・小田切 碧生さんの『暗号大研究』はロゼッタストーンに始まり、インターネットの暗号化通信まで、古今東西の暗号を紹介しており、これがとても面白かったです!暗号解読グッズを付録につけるという気合の入りよう。

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クスっとなったのは筆者も昔は使っていた「ポケベル」が暗号として紹介されていたことです。大人にとっては「懐かしい」ですが、考えてみれば彼らにとっては暗号そのものですよね。

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長時間の審議の末に、区長賞2名、教育長賞2名、審査委員特別賞3名、としまテレビ賞5名、豊島新聞社賞5名、奨励賞15名が決定致しました!受賞作品の詳細は来週以降に。

審査会で印象に残った総評として、応募数と共にクオリティの上昇に目を見張るが、引用した資料や写真の出典に関する記載についてより丁寧に指導することにより、全国大会での評価につながるのでは、という意見です。確かに典拠がないことにより、泣く泣く落選となった作品もありました。都内だと文京区と墨田区が全国大会では強いようです。豊島区も入賞者をぜひ増やして頂きたいものです。

なお、12月20日㈰池袋駅東口あうるすぽっとにて表彰式が行われます。

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